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あごひげ館長の飛び蹴り!       コメント自由に書き込めますよ!     右下 Commentsから どうぞ!
by kancho39
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●極めの● 突きを捻る意味

■あごひげ

●極めの● 突きを捻る意味_a0068770_1323156.jpg当たる瞬間の衝撃は、接点に対する圧力の問題ではなく瞬間的な爆発力の問題です。圧力の例を瓦で説明しておられるけど、瓦を割るのは金づちで割るのと同じ、捻りは必要ないし枚数があれば下まで意識して押し込むように突き抜かなければならないと考えるのは当然。瓦がもし20枚分の強度だとしてたったの1枚の瓦だとしたら考えは違ってくるでしょう。瓦に当てる場所は中央ではない、角度は?捻りは?と考えを根底から見直しです。物ではなく、実際に顔面に突いて見ればいいことです。私たち松涛館は素手の勝負な訳ですからね。。
実際にお互いに(もちろん少々手加減して)、①押し込み突き、②捻り突き、と分けてお互いにやってみればいいとおもいます。腹だったら空手衣をはずしてやって見てください。①の衝撃と②の衝撃を比べて見てください。私はやって見ました。やって見ないで机上の理論だけでは納得はいきません。腹の場合、②の方が内臓にかかる衝撃は大きいです。顔面の場合、脳天に響く度合いがまるで違います。こちらも②です。顔面は、サッカーボールのような一つの骨ではないのです。一枚一枚が縫合されて、縫合部分に衝撃が行けば中にある脳に影響を及ぼします。とりわけ、顔面には、頭骸骨の中央に位置する蝶形骨という骨があり、この蝶形骨に強い衝撃を瞬間的に表面的に加えた場合の脳と脳を包む硬膜、クモ膜、軟膜に対する影響は計り知れない大きさです。突き抜く突きではなく捻りを加えた瞬間的な突きの方が影響力は大きいと考えます。
普段の稽古通りに突きを出せば、基本では当たる瞬間に捻りが加えられている。故意の捻りではありません。自然の捻りでしかありません。そのための基本稽古です。しかし、自由組手では相手に動きがあり、遠近の距離もこちらで当てようとする瞬間に近くなったり遠くなったりの状態においては、捻りの途中であったり、捻りが終えていて押し込み氣味に突く段階に入っていたりといろいろとあるということです。
by kancho39 | 2005-12-01 23:09 | ◆極めの空手
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